私はもともとアイドルオタクだった。
AKB48・NMB48のリアルタイムの現場に通い、握手会にも顔を出していた。
そんな私がある日コンカフェに足を踏み入れ、気づいたら14年が経っていた。
今回はアイドル現場とコンカフェ現場の違いを、両方を経験した目線で整理してみたい。
コンカフェとはどんな場所か

コンセプトカフェ(コンカフェ)とは、特定のテーマを全面に打ち出して他の店と差別化を図ったカフェのことだ。
メイドカフェはそのコンカフェのひとつで、メイド服を着たスタッフがお客さんを「ご主人様」として接客する喫茶店だ。
キャバクラのような夜のお店と混同されることがあるが、まったく別物だ。
売っているのは「女性」ではなく「世界観」であり、ディズニーランドに近い体験型のエンタメだ。
アイドル現場とコンカフェ現場の3つの違い
1. 待ち時間の圧倒的な差
アイドルの握手会やリリースイベントは長時間の待機が当たり前だ。
炎天下や寒空の中、数時間立ちっぱなしで並ぶことも珍しくない。
コンカフェは違う。
お店に入れば必ず椅子に座れる。
推しのキャストに会うために遠征することもほぼない。
秋葉原近くに住んでいれば、思い立ったその日に行ける。
2. 推し以外からも認知を得やすい
アイドル現場では推しに資金を集中させるあまり、他のメンバーと話す余裕がなくなりやすい。
コンカフェは常連になると、推し以外のキャストからも自然に話しかけてもらえるようになる。
「あ、いつもの方ですよね」という感覚が生まれやすい環境だ。
これがまた新たな沼への入口になるのだが。
3. スケジュール調整の負担が少ない
アイドル現場は周年イベント・誕生日イベント・全国ツアーと、無理なスケジュール調整を迫られることが多い。
コンカフェは基本的に年数回の大きなイベントを除けば、自分のペースで通えばいい。
日常の延長線上にある趣味として、無理なく続けられる。
それでもアイドル現場にしかないものがある

コンカフェの魅力を語っておきながらこう言うのも変だが、アイドル現場にしかない熱量は本物だ。
数千人が一体となって推しを応援する瞬間。
全国ツアーで遠征してでも会いに行きたいという気持ち。
これはコンカフェではなかなか味わえない体験だ。
どちらが優れているという話ではない。
求めるものによって、向いている場所が違うだけだ。
私がコンカフェに居続ける理由
結局のところ、私がコンカフェに居続けるのはシンプルな理由だ。
日常の中に「行けばいつでも非日常がある場所」があることの安心感。
遠征も徹夜も必要ない。
でも確実に特別な時間が待っている。
アイドル現場で鍛えられた「推しを応援する気持ち」は、コンカフェでも変わらず活きている。
むしろそのベースがあったから、コンカフェの楽しみ方が深くなったとも思っている。
14年通い続けた理由は、案外そういうところにあるのかもしれない。
沼の底から、愛を込めて。



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